宇治神社と宇治上神社今回の京都の旅で最も行きたかったのが宇上神社と宇治神社でした。宇治上神社はこじんまりした神社ですが、平安後期の本殿は日本最古の神社建築です。 1994年に平等院と共に世界遺産に登録されました。 檜皮葺きの覆屋のなかに、一間社流造の内殿3社が鎮まっています。 これら3社が神社建築最古の遺構です。 中央に応神天皇、向かって左に菟道稚郎子(ウジノワキノイラツコ)、右にその兄の仁徳天皇の3神です。 菟道稚郎子は兄に皇位を譲るために自殺したと伝わる悲劇の皇子です。 鎌倉時代の拝殿も優美な建築です。 この写真の裏の建物に3神が祀られていました。 木の格子から覗くと一つづつ扉の前に鏡が置かれていました。 また、境内には宇治七名水の一つでもある桐原水が今もこんこんと湧き続けていました。 宇治のウジというのはこの菟道稚郎子(ウジノワキノイラツコ)のウジからだという話も聞いたことがあります。 宇治上神社のすぐとなりにある宇治神社にも行って見ました。 かつては宇治神社と宇治上神社は二社一体でそれぞれ上社、下社と呼ばれていましたが、明治時代に分離しました。 祭神も宇治上神社と同様に菟道稚郎子です。 鎌倉時代の本殿には菟道稚郎子のほぼ等身大の坐像も祀ってあります。 このあと、宇治神社を出て三室戸寺へ行くのですが、その前にちょっと平等院表参道の商店街の美味しい、そば屋さんの紹介をさせて下さい。 実は宇治上神社と宇治神社へ行く前にお昼を食べたところです。 平等院表参道の商店街では宇治らしく良い香りのするお茶やお茶菓子を売っているお店やそば屋さん、雰囲気の良い喫茶店がたくさんあります。 宇治といえばなんといってもお茶で有名です。 お菓子やそばもお茶の香りのするものがおいしそうです。 どこでお昼にしようかなと迷っていると、なんだかものすごく行列の出来ているそば屋さんが目に留まりました。 私と一緒に来ていたOさんは「ここにしよう。」と即断しました。 出てくる人々は口々に「美味しかったね。」を連発しています。 期待はどんどん膨らみます。 ガラスの向こうで店の人がそば打ちを始めました。 ますます、早く食べたくなってきました。 ついに、順番が来ました。 小さなお店ですが、活気に満ち溢れています。 私は、普通のそばと茶そばの二種類もってある、「二色そば」をたのみました。 ちょっと細めんでこしが強く美味しい。 並んだ甲斐があったというものです。 では、今日はここまでです。 次回は紫陽花がとってもきれいだった三室戸寺です。 そこもとっても素敵な空間でしたよ。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|